個人投資家 individual investor 2004 1 26

 最近、市場で活躍している個人投資家。
その個人投資家が見たら、どう見えるだろうか。
今日の日経新聞の第二部にあった、
大学生の就職希望調査の結果である。
 「投資したいところが、ぜんぜん、ない」と、
個人投資家は、考えるでしょう。
 なぜならば、このランキングに登場する企業は、
成熟していて、業績が安定しているので、
株価が、あまり動かないため、運用成績が悪くなるからです。
個人投資家から見れば、
こういう企業は、資金の安全な避難先として考えるのです。
 そんな避難先に、就職しようとする若者たち。
心ある個人投資家は、そんな若者を心配するでしょう。
確かに、そういう企業は、安定している。
しかし、そういう企業は、人間で言えば、中年である。
中年は、仕事に慣れているから、業績は安定している。
あなた方は、中年を嫌うが、
しかし、就職先は、中年に近い企業である。
 このランキングに、個人投資家が投資したいと考える企業が、
多数、登場するまで、「停滞」は続くでしょう。

ちなみに、もし、私が大学生だったら、
現在の状況から判断すると、
JASDAQやマザーズ、ヘラクレスという新興市場の企業に就職するでしょう。




















































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